美樹本さんごっこ(長芋の話)
3月に実家に帰っていた時の話。
実家に帰る、という経験をしたことのある人ならあるあるだと思うんですけど、実家に帰る時より、札幌に戻ってくる時の方が荷物増えるんですよ。なぜならいろいろ持たされるから。荷物増えるのが嫌だってのも母はわかってると思うんですけど、それでも毎回、オヤツだのストックできる食品だのを詰め込まれるんですよ。笑
はい、今回は特にオオモノを持ち帰ってきました。何だと思いますか?多分誰もあてられないと思うので正解を発表します。
正解は、
長芋です。
実家から、長芋一本、持って帰ってきました。
帰省中、うちの夕食にやけに長芋料理が出てくるな?と思ってたんです。これは匂うなと。この家、長芋がヒエラルキーの頂点に君臨してんなと。今の我が家は、母よりも父よりも上に立つのが長芋なんだなと。
そうして暴いた自宅の物置部屋。
そこにある、いかにも怪しい縦長の段ボールを開けると、そこにすやすやと眠る長芋、実に3本。
・・・母方の祖父が大量にくれたらしいです。笑
(こんなにもらっても困るんだけどね・・)と母がポロッと漏らしたので、じゃあ一本くれ、と言ったところ快諾。スーツケースに入れて持ち帰ることに。
しかし長芋、お前はめっちゃ重かった。クッソデブやん。久しぶりにこんな重いスーツケース運んだ。思いつきで一本くれとか言うんじゃなかった。正直長芋だけ別で札幌に送ることも考えた。でも言う前にオカンが長芋スーツケースに詰め込んでた。しかもサイズピッタリだった。撤回できないところまで来てた。
さあ札幌帰りますって日。家の階段下りてる段階でまず重すぎるスーツケースにクソムカついてた。(沸点)
というのも私、ちょっとだけしか帰省しないのにスイッチ持って帰ってたからスーツケースの中に長芋とスイッチ入ってたんです。長芋持って帰ると思わないじゃんよだって。最初からわかってたらスイッチ流石に札幌に置いていくくらいの英断できますわ。
んで札幌に着いたあともスーツケースが重すぎてムカついたからタクシーで帰った。(お金持ち)
後日、いざ料理に使おうと思って新聞紙に包まれてる長芋と対面したとき、人の脚みたいだなーと思った。毛生えてるし。我、人の切断された脚を運搬してたんだなー。通りで重たいわ。
さあ、皆さん長芋という食品。実は低カロリーで胃に優しくてお腹も膨れる超絶有能フードだって知ってましたか。
これは私の持ってるレシピ本の受け売りですが、長芋には消化酵素のアミラーゼと胃の粘膜を保護してくれるムチン(ヌルヌルに含まれているらしい)が豊富で、食物繊維も含まれていることからお腹も膨れるという、非常に優秀な食材とのことです。まあ私は栄養士ではないので詳しいことは近所の栄養士の人に問い合わせてください。胃が弱っている今の私にぴったりではありませんか。サンキュー長芋・・・
このヌルヌルは熱に弱いから、火を通さずに食べるのが一番いいんだって。(入刀一発目は火を通して味付けした鶏もも肉に甘辛だれを絡めて食べましたが)
適当に刻んで、かつおぶしとか青のりかけてポン酢で食べるだけでもう立派なおつまみだしね。思い出した時にでも買ってみてね。※ヌルヌルするから包丁を入れたあとは指を切ったりしないよう、扱いに気を付けてね。
じゃあ、とりあえず長芋がしばらく我が家の食卓に並ぶことをご報告したところで、今日は眠ります。頑張って消費します。
おやすみなさい。