ミドルは動詞説

2011年~2022年 YouTubeでゲーム実況活動をしていました。今後の更新は未定ですが、ブログは残しておきます。

夜のオトモの布教と読書の話

夜のオトモってタイトルにしちゃったけど、スケベな話は一切しませんので期待しないでください。笑

かまいたちの夜を初めて早くも半月経ちましたが、このゲームを知っていた人も知らなかった人も、皆さん様々な視点で楽しんでいただいているようでとても嬉しいです。身内(ガチの家族ではありませんが)からも、楽しみにしてるよって言ってもらったりしてて、更新し甲斐があります。実況者というのは単純で、反応が多いとそれだけで頑張れるもんです。ありがとう!

さて、本題。このゲームでミステリーの魅力に気づいてもらった方にひとつおすすめの作品があります。


LOOP THE LOOPという、スマートフォンでプレイできるミステリーノベルのゲームです。

▼サイト
sweetampoule.sakura.ne.jp

はい!まだ!!引き返さないで!!!!!私もスマホでゲームをすることにはある程度抵抗のある人間なので、引き返したくなった人の気持ちはわかる。

そんなスマホゲームに抵抗のある私が、何故このゲームに手を出したか。

時は五年ほど前に遡りますが、面白いゲームを発掘することにかけては右に出るものはいないんじゃないかというおみどの友、Pちゃん(仮名)がこのゲームをすごい勢いでおすすめしてきて。わかった、Pちゃんがそんなに言うならと、半信半疑で手を出し、まんまとハマってしまった、そんなゲームなんです。(元々ミステリーが好きな私がこのゲームにハマらない訳がなかった)


このゲーム、一部例外(追加シナリオなど)はありますが、基本的には無課金で楽しめます。無課金でこんなに楽しませてもらっていいんですか??ってくらいの大ボリュームで、私は当時ビクビクしながらも夢中で夜通し読み進めました。


何故かまいたちの夜にかこつけてこのゲームを布教したかと言いますと、このノベル、クローズド・サークルに基づいたサスペンスミステリーなんです。まぁ、クローズド・サークルと言うには設定はいささか現実離れしてはいますが。(実際にこういう現象に基づいたミステリーは辻村深月の小説でもあった。)

かまいたちの夜を見て、『ミステリーって面白いな。でも普段小説を読む習慣はないし・・』って方には特に強くおすすめしたいです。

普通の推理小説であれば、たくさん出てくる人の名前とキャラクターを一致させるだけでも大変だと思う(巻頭に登場人物の一覧がついていることも珍しくない)。小説を読んでいると(こいつ誰やねん)ってなることありますよね。時間を空けて読むと私でも陥ることがあります。そうしているとなかなかページが進まないこともあると思いますし。(それを防ぐために逆転裁判は登場人物の見た目をかなり奇抜・斬新なものにデザインしているらしいってのは最近知った話。)なのでキャラクターの容姿がわかっている点は、比較的取っつきやすさを感じるかもしれません。ゲーム故、BGMなどでの演出もありますし。これらはノベルゲームならではの良さですね。

同人ゲームですので、もちろん荒い部分があったり、序盤の日常パートの長さは気になるところでもあります(アプデで多少解消はされてるかもしれません)が、少なくとも私は娯楽として楽しむという意味では大好きな作品のうちのひとつです。興味を持ってくださった方は是非第一弾、『LOOP THE LOOP 飽食の館』をダウンロードしてとりあえず最後まで読んでみてください。犯人はちゃんといます。推理してみてください。面白かったら、続編も読んでみてほしいです。(各話のepisode.0は飛ばしてもいいと思います)

私的には第二弾『LOOP THE LOOP 錯綜の渦』が特に怖くて夜眠れなくなりました。夜中に読むと普通におちっこちびるくらい怖いです。私は夜眠れなくなりました。(私が夜眠れなくなるということはよく伝わったと思う)

ちなみに、これは余談ですが、第一弾にあたる『LOOP THE LOOP 飽食の館』は、文庫でも読めます。私はスマホでも文庫でも読みました。笑

以上、ライトなミステリーをお手軽に読みたい方へのおすすめでした。

以下蛇足。本の話。

ちなみに、この記事の途中でちょっと紹介した辻村深月の本は『冷たい校舎の時は止まる』という作品です。こっちは、舞台が学校。登場人物も学生と先生。こちらも割ととっつきやすいんじゃないかと思います。ただこの小説はミステリー好き嫌い関係なく人を選ぶ内容かもしれません。まあ音楽も漫画もアニメもそうだけど、聴いてみるまで、触れてみるまで面白いかどうかってわからないから。

いつかのラジオでも話しましたが、私一時期、辻村深月の本を大量に読みふけっていたことがあるんですよ。

この人の作品、好きな作品と嫌いな作品が明確に分かれるんですよ。でも、何故か世間の評価と私の評価が一致しない。アマゾンのレビューが宛てにならないのはよくある話ですが、それにしても私がイマイチだと思った作品と、よかったと思う作品の世間の評価がまるで逆なんですよ。そのときの自分の精神状態にもよるのかな・・


先日MOTHERのコメント欄で、視聴者の方から川端康成の『片腕』という短編をご紹介していただいたのでなんと、読みました。(おすすめしてくれた方、ブログ読んでくださってるだろうか。)

いやー面白かった。一行目からいきなり『やべえ』展開なんですけど、何故か読み進められる不思議。

小説を読みすぎて食傷気味になると、こういう『やべえ』作品は非常にぶっささります。

ちなみに最近読んだ『やべえ』作品は、海辺のカフカ村上春樹。こちらは『やべえ』レベルとしては抑えめですが。『やややべえ』くらいですね。あと『やべえ』のベクトルも少し違うかもしれません(ボキャ貧の最たる例)

こういうやべえ作品がこの世の中にまだまだたくさんあるってことがやべえです。面白いです。だから読書やめられん。


クソなげえ記事をここまで読んでくださりありがとうございました。そのうち私の好きな小説をいくつか紹介する記事を書きます。実は明言したことがないので。

ちなみにおみどはミステリーよりSFの方が好きです。

おわり